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母のお煮付け
私は、とても疲れていました。
レスカのおっぱいが悪くなって、子犬たちに3時間おきにミルクを与えている時でした。
早朝から夜中まで、熟睡する事もなく食事をとる気分にもなれず。。。
主人に私のそんな様子を聞いた母から、ある朝電話がありました。
「お煮付けを作っておくから、仕事の帰りにとりにおいで。」と。
前の日から、私はまともな食事もしておらず、その日も朝から何も食べていませんでした。
実家に寄ると、大きなお鍋にたくさんのお煮付けが。。。
この辺りでは「お煮付け」といいますが、
芋や昆布・しいたけ・アゲ・ごぼう・筍などを、煮干のだしで炊いた「煮しめ」のことです。
まだpm5:00にもならない早い時間でしたが、家に帰って早速、まだ温かいお煮つけを食べました。
それはとても美味しくて、一口食べて思わず涙がこぼれました。
言葉はなくても、私を心配する母の気持ちが痛いほど伝わってきました。
私は、近くに住んでいるのに、用があるときしか顔を出さない親不孝な娘です。
こんな娘でも、母にとっては可愛い我が子なのですね、いくつになっても。。。
母の愛情がいっぱい詰まったお煮つけを食べて、私は元気を取り戻しました。
専業主婦だったなら
私は、某銀行に15日パートで勤務しています。
月の半分は昼間家にいないので、離乳食も本当は6時間おきに4回にしたいのですが、
1日3回しか与えることが出来ません。
どうしても、お昼の時間に与えることが出来ないのです。am7:00、pm4:30、am12:00。。。この3回です。
子犬たちは、すくすくと順調に成長しているのにもかかわらず、私といえば、
育児書どおりにしないと気が済まない新米ママの心境と同じで、どうにもそれが気になって仕方ありません。
「1日4回にしていれば、発育がもっと違ったのではないかしら・・・」などと、
到底出来もしないことをクヨクヨ考えてしまい、いつも主人に叱られています。
「はぁ〜〜! 専業主婦だったらなぁ。。。」と、ため息をつく日々。
こうなったら、宝くじしかありません!今年も年末ジャンボに夢を繋いで、
いつの日かまた「専業主婦」に戻れますように!!!と願うのです。
忘れられない言葉
「お母さん、銀行じゃなくて、ヤクルト配る人になって。」
今の職場にパート採用されて間もなく、当時小学2年生だった次女が私に言った言葉です。
子供番組の合間に流れたヤクルトレディのCMを見ていて、
「ヤクルトをぜーんぶ配ったら、お仕事終わりでしょ? 何時まで? お昼には終わる?」
と聞くのです。思いもかけない言葉に、私は一瞬、言葉に詰まりました。
結婚後、私は仕事を辞めずっと家にいました。三女が幼稚園に入園した後、
一時期、パートに出ていたことがありますが、それもam10:00〜pm2:00まで。
子供たちが帰る時間には、いつも家にいました。
娘たちはそれまで、幼稚園や学校から帰った後、お留守番をしたことがなかったのです。
1つづつ鍵を持たされ、自分で開けて家に入り、用意されているおやつを食べる。。。
しっかりしているようでも、やっぱり寂しかったのだと、胸が熱くなりました。
それが今ではどうでしょう!?
月15日のパート勤務なので、毎月、平日に5.6日休みがあるのですが、
朝、「お母さん、今日は休みだから。」と言うと、
「えーっ、そう、休みー。ふーん。」と迷惑顔。まるで、いないほうがいいような言い方です。
夏休みなどは特に。。。
子供は、あっという間に親離れをはじめますね。それでなくては却って心配ですが、やはり寂しいものです。
私が子離れできるのはいつのことやら。。。(^^ゞ
メグの信号
夕方帰宅すると、メグが粗相をしていました。それも和室とリビングの2箇所。。。
リビングの隅にトイレを置いていますが、使用するのはもっぱらリコで、メグはいつも、ほとんど庭で用を足しています。
おしっこがしたくなると、庭に面したリビングのサッシの前に座って、前足でカリカリ・・・。
誰もいない昼間は、誰かが帰ってきて庭に出してくれるまで、我慢して待っています。
生後50日で我が家にやってきたメグでしたが、
トイレは一ヶ月ほどでほぼ完璧に覚え、めったに粗相したことはないのです。
それが。。。今月14日で4才になろうというのに。
やはり、子犬が生まれて、私がそっちにかかりきりになっているせいでしょう。
構ってもらえない寂しさを、粗相することで私に訴えているのですね。
朝の出勤前に離乳食とミルク。帰宅後、バタバタとすぐにまた離乳食とミルク。
食事や入浴を済ませ、ゆっくりする間もなく、また深夜寝る前に離乳食とミルク。。。
1度犬舎に入ると、1時間以上は出てこない私です。
影のように私のそばを離れなかったメグでしたが、
最近では私がいつも慌しくしているので、私の傍でゆっくり寛ぐ時間もありません。
いつも私のベッドで寝ていたのに、
夜中になっても子犬の世話で寝ようとしない私に見切りをつけ、犬舎から部屋に戻ると、
もう2階の長女のベッドで寝ています。呼んでも降りてきません。
手抜きが出来ない私の性分、知らず知らず今の私の関心のほとんどが子犬たちに向いているのを、
メグはちゃんと感じ取っていたのです。
私は、メグが出していた黄色信号が、赤信号に変わってしまうまで気づいてやれなかったことを、深く反省しました。
子犬を可愛いと思う余り、無事に健康に育つようにと願う余りに、私の目は何も見えなくなっていて、
私の心は、すっかり「ゆとり」を失ってしまっていたのです。。。
マルのちらし寿司
今日、レスカの息子・マルが遊びにきました。
マルの家から我が家まで、車で15分ほどですが、マルは私の家に着く5分くらい前になると、
そわそわ〜そわそわするのだそうです。
レスカと遊ぶため、小さな時から毎月のように来てくれていたので、
途中の橋の付近まで来ると、どこに行くのかがわかるらしいのです。
そのマルのお母さんが、今日は、ちらし寿司をたくさん持ってきてくれました。
「明日は、マルの2才の誕生日なのよ。お祝いに、マルが大好きなお寿司を作ったから、
順子さんも食べて!!!」。。。こんなに大事に思ってもらえて、マルはなんて幸せな子だろう!!!
私は、嬉しくて嬉しくて。。。
マルは大きな体ですが、人懐っこく甘えんぼで、どこに行っても、どんな犬とも友達になれるそうです。
小さな時から慈しまれ、愛情いっぱいに育った犬は、まっすぐ素直に成長して、
悪意や敵意とかいう感情を持ち合わせていないのかもしれません。
私は、こんなにステキなご夫婦と知り合えたことに、心から感謝しました。
まあ! 可愛い!!!
テレビを見ていたら、とても可愛い犬が出ていました。
思わず「まぁ!可愛い! ほら、見てごらん。可愛い犬!」と、娘たちを呼びました。
すると。。。ストーブの前のクッションで気持ちよく眠っていたリコが、尻尾をフリフリ跳んできました。
「リコちゃん、可愛いねぇー!!! ほんっとに可愛い! 可愛いねぇー!」と、
私にいつも言われ続けているリコですから、自分のことだと思って、跳んできたのです。
なんて可愛いんでしょ♪
「うん、そうそう。リコちゃんよねー。リコちゃん可愛いねー!」と、抱き上げました。
50gの超・未熟児で、生まれたリコ。何度もダメかと思いながら、祈るような思いで育てたリコ。
今でもとても小さくて、メグの半分しかないけれど、きっと「生きる力」が、強い子なのです。
未だに頭蓋骨も塞がっていないし、もしかしたら、長生きはできないかもしれません。
私たちは、いつも心のどこかで覚悟をしながら、精一杯「可愛いリコちゃん」を愛しています。
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