お母さんの ひとりごと


      毎日の暮らしの中の出来事や、

      感じたことなどを思いのままに書いています。

      皆さんの「ひとりごと」........聞かせていただけたら嬉しいです♪


    
     


 

 誕生日の葉書

2月、今年も私の元に達筆の美しい絵葉書が届きました。

  誕生日おめでとう。

  其の後お元気でお過ごしですか。二度とない人生です。

  生きている悦び、生かされている楽しさを味わいながら、幸せにお過ごしください。

  本当の幸福は、豊かな心と、やさしい感謝の気持ちがあってこそ味わえるものです。

  明るく、心の健康を保つことが第一です。ご多幸を祈念します。

                                      

この葉書の主は、私が最も尊敬する元上司(人事部長)です。

私の元には、既に20枚を超える絵葉書が届き、葉書フォルダーに収まっています。部長は、当時在籍していた300名

足らずの全ての行員に、20年以上に亘って、未だに毎年、誕生日を祝う葉書を送ってくださっています。

ご自身が定年退職をなさった後も、殆ど毎日、誰かの為にペンをとり、慈愛に溢れた葉書を投函なさっているのです。

こんな方が他にいらっしゃるでしょうか?


部長は、私が社会人になって最初に出会った上司です。

ご自分に厳しく、私達行員には厳しく優しく、どんな時でも公明正大、正しい方でした。私は、そんな部長がちょっと怖

くて、でも大好きで、心から信頼し尊敬していました。

部長は言葉で「ああしなさい、こうしなさい」というようなことは、一切仰いませんでした。

その代わりその時々に、少しだけ大きな宿題を出して、社会人として人間としての成長を少しづつ促し、未熟な私を愛情

深く
広い心で育てて下さいました。私はこんな立派な方の下で仕事ができたことを感謝し、誇りに思っています。

部長との出会い、社長室人事部門での2年間は、私の人生の宝物です。

「自己啓発に努めること」「感謝の気持ちを持ちつづけること」「出会いを大切にすること」。

部長がいつも仰っていた3つの教えは、今も深く私の心に刻まれています。


15年前、人事部長としての役目を終え宮崎を去られる日。私は臨月のお腹を抱え、ヨチヨチ歩きの長女の手を引いて、

宮崎での最後のお別れに行きました。
大勢の行員に見送られ、花束を抱えてにこやかに宮崎空港のロビーの奥へ去っ

ていかれる後姿を見送りながら、私は涙が止まりませんでした。

日頃お会いすることはなくても、何かに迷った時・困った時、社長室人事部門、あの部屋へ行けばいつでも温かく迎えて

いただけるはず.....ずっとそう思っていたのに、これからは違う。

その時私は、別れの悲しさと共に、帰れる場所を無くしてしまったような寂しさを、ひしひしと感じでいました。



あの日から15年。毎年2月、部長が出してくださる葉書を読むと、懐かしさがこみ上げていつも涙が出ます。

遠く離れた所にも、私にはいつも温かく見守っていて下さる方がいる.....そう思うと、ありがたくて嬉しくて、胸が一杯に

なって、泣いてしまうのです。   2003.3.22




 レスカの天下


ポルダが、今週の月曜日から交配のため京都に行っています。

その間レスカは犬舎に一人ぼっち......寂しがるかしら?と思っていたら、

その逆?! のびのびしていて、なんだか嬉しそうです。

いつもはポルダが片時も離さないボールを、ここぞとばかりに咥えて庭を走り

回ったり、投げて!と持ってきたり。1人で庭を飛び跳ねています。


ポルダが居る時は、とても写真(←)のようなことは出来ません。

すぐにヤキモチ焼きのポルダが割り込んできて、レスカはそっとその場を去る

羽目になるからです。それが、この数日間のレスカは、気兼ねなく家族を独り

占めできて、まるで子犬に戻ったかのように、喜々としてしています。

でも、そのレスカの天下も今日限り。明日はポルダが帰ってきます。

レスカのような性格の子は、多頭飼いより1頭だけで飼った方が良かったのか

もしれません。


ところがポルダは違います。ポルダは、レスカが居ないとたちまち元気をなくし

て、しょんぼり......。主人とマラソンに行っても、いつものように走らなくなります。

生後2ヶ月で我が家にやって来てから、レスカに育てられたポルダにとって、

レスカはかけがえのない存在なのでしょう。

明日帰ってきたら、嬉しさの余り、暫くはレスカにまとわりついて離れないに違いありません。そうして主権交代。

レスカの天下が終わり、再びポルダの天下が始まるのです(^^ゞ   2003.4.25
 


 あくまき

毎年、ゴールデンウイークになると、義母が私たちの大好物・「あくまき」を作って

くれます。大豆の灰から作った灰汁に一晩浸したもち米を、竹の皮に包んで4時

間余り煮たお団子。茶色く透明に、プルプルっと煮あがった「あくまき」に、きな粉

をまぶしていただきます。

この「あくまき」、一昔前まではこの辺りのどの家庭でも作られていたそうですが、

最近では作る家のほうが珍しくなりました。

義母は筍が伸びてくる時期になると、「あくまき」に使うための竹の皮を取りに竹

林へ入ります。100枚近くの竹の皮を取ってきて、たっぷり水を張った桶に漬け、一枚一枚たわしで丁寧に洗います。

「あくまき」の出来を左右するのは灰汁。一升瓶に入った市販品もありますが、義母は自家用に作った大豆の殻を燃やした灰

から作った灰汁を使います。文字通り、全てが自家製・100%手作りの、心のこもった「おふくろの味」なのです。

「おふくろの味」.......。主人に聞いてみました、あなたにとってお義母さんの「おふくろの味」って? 「バラ寿司と煮付けとおはぎ

かな。」 娘に聞いてみました、お母さんの「おふくろの味」は? 「パンとピザとケーキ!」 ...........なんだか複雑 (^^ゞ 。

私にとってお義母さんの「おふくろの味」は、バラ寿司・お煮付け....色々ありますが、やっぱり一番は「あくまき」です。

柔らかいのにぷりっとして歯ごたえがあって、きな粉を付けて食べる何とも言えない素朴な味。

台所の裏の大釜の前に腰掛けて、毎年60〜80本、義母と世間話をしながら竹の皮に包んだ「あくまき」を、私はずっと忘れな

いと思います。    2003.5.5




 ドイツの逸話

子供が産まれたら犬を飼うと良い。

犬は子供が赤ちゃんの頃、赤ちゃんを守り

子供が成長すると、遊び相手になってくれ

子供が思春期になると、自らの命をもって

生命の尊さを教えてくれる。

(ドイツの逸話)

初めてこれを読んだ時、子供の頃、初めて飼った柴犬・ペルのことを想いました。

6歳の時レプトスピラ病に倒れ、その短い一生を終えたペル。

私は生まれて初めて「死」を目の当たりにして、二度と戻らない命の重さと儚さを知りました。

そして、愛するものを失うことが、どんなに辛く悲しいことなのか.....文字通り自らの命をもってペルに教えられました。

この「ドイツの逸話」は、リーコ&クラム父が送ってくださった、ドイツ製ドッグフード取扱店のカタログに紹介されていました。

まだご存じなかった皆さんにも是非読んでいただきたくて、ここに紹介いたします。



 ディナ家のお語

山形のリーコ&クラム父より、ほんわか温かい写真が届きました。

秋の昼下がり....玄関先で、うとうとお昼寝している3頭です。向かって左から、ディナ・リーコ・クラム。


大阪に住んでいるはずのディナが、どうしてここ山形に居るかというと......。


 
5月3日。ディナは訓練試験合格を目指して、ディナ父・母の元を離れ、一人山形へ旅立ちました。

そして、同胎ではないものの、同じ両親(クロード×レスカ)から生まれた、姉妹犬・リーコと、異母兄弟のクラム

(クロード×ポルダ)が暮らす白井家に下宿して、お世話になっているのです。

優しいリーコ&クラム父・母に見守られながら、月曜から土曜まで、毎日出張訓練に来てくださる、訓練士の先生と

一緒に、ディナは一生懸命頑張りました!

そして、今月13日。見事!素晴らしい成績で、PDの訓練試験・PAH Tに合格し、種犬認定も受けました。

 「おめでとう!ディナ! ヽ(^o^)丿 」


 ご覧の通り、3頭はとっても仲良しです。

中でもリーコは、まるで母親のように、優しく、そして時には厳しくディナに接しています。

朝夕の運動とお散歩の時は、他の犬たちと上手に付き合っていくための犬社会のルールを教え、クラムがあんまり

しつこくディナに構ってくると、クラムを叱ってディナを庇い.....etc。

お陰でディナは、これまでとは違う環境にもスムーズに順応し、まるで元からここに居た子のよう。

もうすっかり、白井家の一員です。


一方、大阪のディナ家では.......。

ディナが山形へ旅立った最初の1ヶ月余り、あまりの寂しさにディナ父・母はすっかり元気を無くし、お通夜のような日々

を過ごしていました (ToT)。 ディナの写真を見ては、涙。 山形から送られてきたビデオを見ては、また涙......。

それでも、遠く離れた山形で、毎日元気に楽しく暮らしているディナの様子を、リーコ&クラム父からの電話やビデオで

見聞きするうち、安心すると同時に、次第に元気を取り戻していきましたヽ(^o^)丿


すると今度は、あまりにもリーコ&クラム家の皆さんに懐いているディナの様子に、焦りを覚えはじめました。

このままでは、自分たちがディナに忘れられてしまうのではないかと、心配になってきたのです。

更に、それまでじっと我慢していた、会いたい思いも膨らんで、8月、ついに山形まで会いに行ってしまいました (~_~;)

その感激の再会の様子は、しっかり(!)ビデオに収められ、我が家へも宅急便で配達されて、私たち家族も延々3時

間45分にも及ぶ、その長い長いビデオを、たーっぷり見せられ.......いえいえ、見せていただくことが出来ました (^_^;)

くねくねダンスで体いっぱいに喜びを表すディナと、目じりを下げっぱなしで満面の笑顔のディナ父・母。

見ている私たちも、「良かったね〜、嬉しいね〜。」と、ほんわか笑顔になりました(*^^)v


そのディナも来月2日には、ディナ父・母の元に帰ることになっています。

東京で開催されるボクサー単独展・訓練競技会に出場後、迎えに来たディナ父・母と共に、半年振りに懐かしい大阪

へ帰郷するのです。訓練士の先生のご指導と、リーコ&クラム父・母の愛情溢れる管理のお陰で、元来の良い資質

に更に磨きをかけ、立派に逞しく成長したディナ。

ディナ家は、今まさにルンルン〜ランラン♪ 11月2日を指折り数え、ディナを連れて帰る日を心待ちにしています。


そして........。

今回の涙あり笑いあり「ディナ家の夏」のお話も、いよいよ最終章に突入し、数日後には、また元通り、大阪で家族

一緒の生活が戻ってきます。1歳8ヶ月になったディナ。これからは、交配して子犬を産んで、お母さんになって、

審査会へも参加してetc.....。またまた新たな、涙と笑いの物語の始まりです。

ディナ家の「お話」と長〜いビデオ。今後、益々目が離せなくなりそうです。楽しみだワ・・・(*^^)v  2003.10.31




 子守り犬、リーコ

貞之介クンが、日当たりの良い居間に敷いたお布団の上で、すやすや眠っているのを確認して、リーコ&クラム父母が

ほんの数分、部屋を離れて戻ってくると.......。下の写真のように、リーコが貞之介クンにピッタリと寄り添って寝ていました。

その光景を見た瞬間、お二人ともさーっと血の気が引いたそうです。

いくら優しい子だといっても、大きな体、太い足、硬い爪。リーコは犬、しかも立派な大型犬です。

生後3ヶ月の貞之介クンに、何かしてはいないかと!

慌てて駆け寄ると、貞之介クンは何事もなくすやすや眠っていました。そして、ただならぬ気配に目覚め、すぐ横に大きな

リーコが寝ていても泣きもせず、お目目をパチパチさせていたそうです。

その様子にほっと胸を撫で下ろし、撮った写真がこの写真なのです。

貞之介クンは、7月28日に誕生した白井家の跡取り息子。リーコ&クラム父母の、可愛い可愛い初孫です。

8月。貞之介クンが産院から戻ってきてからというもの、リーコはこの小さな赤ちゃんが気になって気になって.......。

貞之介クンのベビーベッドから離れません。

貞之介クンが愚図りはじめると、心配そうにベッドの周りをぐるぐる回って、「ほら、泣いているわよ。」と知らせ、

やはり貞之介クンに興味津々、ベッドに前足を架け、飛び乗って一緒に寝ようとするクラムを、「いけません!」と叱って

追い払いetc.....。リーコは、まるで貞之介クンのガードドッグのよう。

ご主人一家の皆さんが、大切に大切に可愛がっている貞之介クン。いつも抱っこされているか、手の届かないベビーベッド

に寝ている貞之介クン。きっとリーコは、本当はもっと近くで、貞之介クンに”ヨシヨシ”したかったんだと思います。

そしてこの日は、そんなリーコにやっと訪れた好機だったのでしょう。

小さな貞之介クンを、優しく抱き寄せるようにして一緒に寝ている姿を見ると、そんな気がします。

犬は、相手をペロペロ舐めて愛情を表現しますが、リーコは貞之介クンの小さな足はペロペロ舐めても、顔だけは決して

舐めないそうです。勿論、突然前足をかけたり、飛びついたりというような乱暴なことは一切しません。

貞之介クンの周りの大人たちが、貞之介クンをどんなに大切に思い、優しく接しているのかを知っているかのようです。

リーコ、えらいねー!ボクサーは子守犬だと言われますが、本当にその通りですね。


リーコはこれまでに、クラムを育て、Mダックスの小次郎を育て、訓練のため下宿していたディナの面倒を看て、それぞれに

立派に母親代わりの役割を果たしてきましたが、来年1月には、いよいよ本物の母親になる予定です。

人一倍(?)いいえ犬一倍、母性本能が強いリーコです。きっと誰よりも素晴らしい母親になるに違いありません。 

                                                               2003.11.16