米沢便り

出張の帰りに山形のリーコ&クラム宅にお邪魔した主人から、メールが届きました。 米沢は雪〜雪、雪!
雪に煙った山々、美しい紅葉に降り積もった真っ白な雪。ここ宮崎では見ることのできない風景です。
主人の山形・米沢訪問は、白井さんご一家のご好意で実現しました。
二晩も泊めていただき、リーコ&クラムと一緒に散歩や運動にも行ったそうです。 山形にいるドッフォも尋ねて来てくれて、
嬉しい再会が二つもありました。「みんなとても大事にしてもらっている。幸せな子犬たちだよ!」弾んだ声で電話がありました。
幸せに暮らしている子犬たちを間近に見て、主人はとても喜んでいました。
← これはリーコ&クラムの犬舎です。
白井家のいくつもある部屋の1つが、犬舎用に改築されたのです。
エアコン・換気扇完備。床は臭いのつかないグラスファイバー素材
で、水洗いも出来て清潔です。
犬舎の外にもフェンスで囲ったスペースを作ってもらい、下方の壁
には出入りするための小窓もつけてもらいました。
昼間はここに居て、夕方の運動の後部屋に入れてもらいます。
部屋に入ると、こたつの中で猫みたいに寝ているそうです(笑)
主人が米沢に滞在している間、何度も電話やメールで連絡を取り
合いました。
「今、なにしてるの?」 「リーコとクラムはどうしてる?」etc.....。 あ〜あ......私もいつか行きたいなぁ.....。 2002.11.3
妊婦ポルダ
ポルダが10月に交配してから、約30日が過ぎました。
さぁポルダ、お母さんにお腹を見せてごらん......♪ 「立って待て!」
じーっとポルダを立たせておいて、毎日のようにポルダのお腹を撫でながら、
何頭生まれるかしら?予定日通りに生まれるかな?....と、早くもソワソワ〜
ウキウキしているのは私だけで、当のポルダは、そんなことなどどこ吹く風.....
普段と全く変わらない生活をしています。
食欲にもまだ変化は見られず、腰周りがどっしりしてきた以外、ごらんの通り
体型の変化も殆どありません。
今回ポルダは2回目のお産です。前回のお産は、へその緒が首に巻きつい
たまま産道に引っかかっている子がいて、やむなく帝王切開をしました。
残念ながら、元気な産声を上げられなかった子もいました (T_T)
今度は自然分娩ができますように! そして、クラムのように一人っ子ではなく、たくさんの兄妹で生まれてきますように!
もう10日もすれば、だんだんとウエストのくびれが無くなり、その後はみるみるうちにお腹も大きくなっていきます。
でも交配後30日余りでは、妊娠しているという確信はまだ持てません。
今日の夕方も、まるで疾風のように堤防を駆け抜けるポルダを見ていたら、「この子、本当に妊娠しているのかしら?」と
なんだかとっても不安になってきました (^^ゞ
休みも取って準備は万端!こんなに楽しみにしているのだから、お母さんをがっかりさせないでね♪ポルダ。 2002.11.12
残念な結果....。
10月8日、10日に交配したポルダでしたが、残念ながら妊娠はしませんでした。
家族一同、がっかり!です。「もしかして今回は×××....」という不安が生じたのは、交配後30日を過ぎた頃。
40日を過ぎて、それはほとんど確信に変わりました。
でも、私はまだ一縷の望みを捨てきれず、交配情報を書き換えられずにいました。
「こんなこともあり得る...」と覚悟をしていたつもりでも、とても未練がましい私です (^^ゞ
だってポルダの出産に合わせて連続休暇も取り、出産に必要なものは全て準備して万全の態勢を整えていたのですから。

この写真は、今日のポルダの様子です。たくさんの方々からポルダの体調を心配してくださるメールをいただきました。
本当にありがたいことです m(__)m お陰さまでこの通り大変状態も良く、その元気は有り余るほどです。
ポルダは、来年1月で3歳の誕生日を迎え、成犬としての充実度も増し、出産するにも一番良い時期を迎えます。
次回の交配は、多分来年3月頃になる予定です。出産時期は5月以降なので、子犬にとっても丁度良い気候です。
今度こそ受胎して、元気な子犬を産んでくれるよう家族皆で祈っています。 2002.12.1
青菜に塩
いつものようにam6:30。レスカとポルダの散歩を終えた主人が、部屋
へ上がってくるなり言いました。
「レスカに悪いことしたよ〜。”レスカごめんな”って謝ってきた
(T_T) 」
「何?どうしたの?」
「レスカのヒーターを点けていなかった。昨日マラソンから帰った後、
ヒーターのコンセントを差し込むのを忘れていたみたいだ
(T_T) 」
「えぇーっ!!!なんてこと?!可哀想なレスカ!
どんなに寒かったか!犬舎できっと小さく丸くなって震えていたわ。
レスカが話せたら、”お父さん寒いわ。ヒーターを点けて!”って言った
でしょうに!何にも言えずに震えていたんだわ。可哀想なレスカ!」
一番胸を痛めているのは主人だとわかってはいても、レスカがどんなに寒かったか、そしてそれを黙って堪えていた健気な姿を思う
と、私の口からは次々にそんな言葉が飛び出していました。
「もう勘弁してよ。こんなに反省しているんだからさ、青菜に塩を振るようなこと言って責めるなよ
(T_T) 」
何が青菜に塩よ。ヒーターを点け忘れたのが私だったら?そりゃぁもう、大変なことになります。
「ドジだ!間抜けだ!アホだ!」と、目を三角にして凄い剣幕で責め立てて、青菜に塩くらいではすまない筈。
私は人の失敗には寛大ですから、夕方、レスカたちとのマラソンから帰ってきた主人に優しく(?)尋ねました。
「ねえレスカどう?昨夜の寒さで痩せてなかった?」
主人はがっくり肩を落として言いました。 「はぁ〜.....まだ言うの?アンタもかなりしつこいよね。」 あらそうかしら?
塩を振られた青菜は、寝る前にもう一度ヒーターの点検に行きました (^^)v 2002.12.4
ペルの思い出
毎年、お餅をつく時期になると、決まって思い出すことがあります。
私たち家族がはじめて飼った犬・柴犬のペルは、私が高校2年生の12月28日、
レプトスピラ病で6歳の短い生涯を終えました。
生まれて初めて愛する者の「死」を経験した私は、余りの悲しみに3日間寝込みました。
私の母は5人姉妹で、年末が近づくと姉妹揃って一緒に餅つきをするのが年末恒例の
行事になっていましたが、ペルが死んだ日、
母は「家はお正月のお祝いは出来ませんから、今年はお餅はつきません。」と祖母に言ったそうです。
当時の私は自分の悲しみに精一杯で、母の悲しみを思いやる余裕など全くありませんでした。
今こうして自分も母親になり、当時の母と同じ年齢になってみて、その時の母の気持ちが痛いほど良く分かります。
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一番泣きたかったのは、専業主婦だっためずっと家にいて、ペルと一番たくさんの
時間を過ごした母だったに違いありません。ペルを亡くした喪失感、泣いてばかりいる
娘......。母は「おめでとう!」と新年を祝う気持ちにも、皆で賑やかに餅つきをする気持
ちにもなれなかったのでしょう。
でも、そんな母を祖母はこう言って叱ったそうです。
「犬が死んだといって、年越しの餅もつけないようでどうする!しっかりしなさい!
ペルは優しい子だよ。あの子は皆の為に、正月を待たずに逝ったんだよ。悲しい年明けにならないように!ってね。
そんなペルの気持ちを無駄にしてはいけない。しっかりしなさい!」
祖母の言葉に母は思い直して、いつものように姉妹皆でお餅をつきました。
この話を、私は後になって母から聞きました。祖母の言葉に、優しいペルを思い、涙が溢れました........。
それから毎年、餅つきの頃になると、決まってペルと祖母の言葉を思い出します。
祖母と、ペルと、餅つきの思い出です。 2003.1.6
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ポルダの暴走?!
「憧れのボクサーと暮らしてみたいんです。」
以前そう言ってメールを下さった方が、今回はるばる奄美大島から、
レスカとポルダに会いに来てくださいました。
まず犬舎を見ていただき、次に主人がポルダの服従訓練をお見せしました。
大野さんと仰るその方は、それらを目を輝かせながら、本当に楽しそうにご
覧になりました。ボクサー犬についての様々な話も、一言も聞き漏らすまい
と熱心に耳を傾けておられる姿を拝見していて、
「この方は、本当にボクサーがお好きなのだわ。」と、ひしひしと感じられ、
なんだかとても嬉しい気持ちになりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ......、事件はその後に起こりました。
大野さんがお帰りになる時間と、レスカとポルダを運動に連れて行く時間が
丁度同じになったので、普段の運動の様子を見ていただくことになったのです。
主人とレスカたちは、いつものように河川敷をノーリードで走りました。大野さんは堤防に車を停めて、その様子をご覧に
なっていたのですが、そのうち、いても経ってもいられなくなったのでしょう。 車を降りて、広い河川敷を一緒に走りだしま
した。大野さんの思いがけない飛び入り参加に、レスカもポルダも喜んで、いつにも増しておおはしゃぎ♪
「次にお見えになった時、レスカとポルダは、きっと大野さんの事を覚えていますよ。」「必ずまた来ます!」
次の再会を約束して、大野さんは車に乗り堤防の道を帰って行かれました。
と、その時!主人が「さあ帰ろうか。」と踵を返した瞬間、去っていく大野さんの車をじっと見ていたポルダが、大野さんの
車を追って、突然走り出したのです。驚いた主人が「ポルダ、待て!いけない!」と制止しても、聞く耳を持ちません。
ポルダは全速力で駆けて行き、緩やかにカーブを描いた堤防の向うに見えなくなってしまいました。
慌てた主人が懸命に走って、やっとカーブにさしかかった時、ポルダがこちらに引き返してくるのが見えました。
大野さんの車がはるか彼方に走り去り、もはや目で追えなくなったことを確認して、諦めて戻ってきたのです。
こんなことは初めてです。ポルダが主人の「待て!」に従わなかったのは.......。
きっと、ポルダは嬉しかったのだと思います。一緒に走ってくれた大野さんの事が大好きになったのです。
嬉しくて嬉しくて、もっと遊んで欲しくて、夢中で追いかけて行ったのでしょう。
ポルダの思いもかけない行動に、主人もビックリするやら焦るやら.......。
でも、それと同時に、なぜか心がほんわか〜ふわふわ温かくなりました。 私達は嬉しかったのです。
レスカとポルダを見つめる、大野さんの真っ直ぐな瞳と優しい笑顔。その優しい気持ちにこたえた、ポルダの一途な心。
私達は、短いふれあいではあったけれど、レスカとポルダを心から愛してくれた、大野さんの優しい気持ちが嬉しくて、
その大野さんを、必死に追いかけて行った、健気なポルダが愛しくて.......。 とても幸せな気分になった一日でした。
2003.2.2
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